諸検査 |
● 脳波検査
脳波電極は直径 3〜4 cm の電位をひろい、てんかん発作波は、覚醒時は 35% 睡
眠賦活時 85% の陽性をみます。当医院は開設以来 16 誘導で睡眠賦活をルーチン
に実施しています。これにより口腔に面している脳部分以外は、ほぼ発作波をひ
ろうことができます。
● CT スキャン
国内導入第 1 号機は 1975 年 6 月 東京女子医大です。その後地元千葉医大は
1976 年 6 月に、そして当医院が同 10 月 1 日に導入し、昭和 51 年〜 54 年の
当医院での実績によれば出血と梗塞は 67 対 33 ですが、最近では 2 対 98 と激
変しています。
1985 年 8 月 12 日より一週間、 UCSF にこもって、MR の研修を実施しましたが、
当時、サンフランシスコ地区では頭の CT は 1 / 10 以下に激減し
MRI にとってかわられていました。
日本では共同利用や病診連携がないせいか、検査適応の医師のばらつきが大き
く、いまだに頭部 CT の御依頼をたくさん受けていますが、石灰化と特殊な術後
以外は MRI に移行するものと思われます。
胸腹部につきましては、超音波 → 単純 CT →
MRI
または、 Dynamic 造影 MRI に移行するものと思われます。
● 頸動脈超音波検査
無害、無痛、無侵襲、簡便な超音波検査は腹部や心臓で盛んに実施されておりま
す。近年の機器の進歩改良は著しく、頸動脈も簡単に超音波で描出出来るように
なりました。当医院もこの度、高性能超音波 (LOGIC500) を導入して、頸動脈の
超音波検査を開始いたしました。これにより、高齢化社会を迎えて増加の著しい
頸動脈硬化等に対応出来るようになりました。これによって、超音波検査でさら
に検査の必要あるものには頸部 MRA を実施いたします。
● MRI & MRA
原子核内の陽子(プロトン)は特定強度の均一磁場におくと磁場方向に整列す
る。次に、この磁場強度に見合ったラジオ波(エネルギー)をパルス状に照射す
るとプロトンは共鳴現象をおこし高エネルギー状態になります。そしてラジオ波
がきられると MR 信号を外へ放出して元のエネルギー状態に戻ります。この MR
信号を画像化したものが MRI であり、血流を画像化したものが MRA です。この
MR 現象は放射線を使用せず、無害、無痛、無侵襲であり、広範囲の画像診断に応
用されています。
MRI(A) の画像は磁場強度に比例して良い写真が得られ、当医院は 1.5T(テス
ラ) の GE 社製 SIGNA "HORIZON" を使用しています。
画像をクリックしますと拡大写真がご覧になれます
右中大脳動脈瘤
右中大脳動脈瘤
脳動静脈奇形
脳動静脈奇形
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