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35年を迎えて

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当医院は今年で35年の節目を迎えることが出来ました。これもひとえに地域の皆様のご支援とご信頼を頂いた賜物であり、感謝しております。

当医院の開設当初からの目標は、①精神病から脳腫瘍まで“あたま”のスクリーニングを行なう(X線被爆は出来るだけ減らす)、②“あたま”の外来診療を充実し、専門外来を開設する、③“あたま”の予防医療を積極的に推進する、④地域医療機関とのネットワーク構築に努力する、にして活動して来ました。

Ⅰ:検査の実施件数(2006年12月31日現在)

    脳波検査;85,407件

   CTスキャン;105,606件

   MRI(A)検査;113,966件

   頚動脈超音波検査;2,216件

   その他、ロールシャッハ・テストを始め、各種心理検査の実施。

Ⅱ:外来診療体制の充実

    自律神経失調症・神経症外来、

② うつ病・パニック障害外来

③ 臨床心理外来

④ 頭痛外来

⑤ 物忘れ外来、

⑥ 睡眠外来

⑦ 頭痛・脳卒中外来などの特殊外来の開設。

Ⅲ:外来システム体制の充実

    初診の予約可能

   検査の予約可能(初診、再検査、経過観察)

   頭痛・脳卒中外来は千葉大学脳神経外科の有給者を招聘

   精神科医は精神保健指定医叉は6年以上の経験者を招聘

   臨床心理士は有資格者を招聘

Ⅳ:2007年4月1日よりの体制充実

    臨床心理士の週6日担当性

   ケース・ワーカーの導入

:処方上限日数が決められている薬品

    上限日数14日;麻薬、イソミタール、ロヒプノール(サイレース)、ラボナ、ユーロジン、ドラール、マイスリー、ハルシオン、エミリン、ソメリン、ダルメート、レンドルミン(グットミン)、エバミール、セニラン坐薬、薬価基準収載一年以内の薬品

    上限日数30日のもの;リタリン、ソラナックス(コンスタン)、セレナール、セパゾン、リーゼ、コントール、エリスパン、レキソタン(セニラン)、レスミット、メイラックス、ワイパックス(ユーパン)、ベゲタミンA,B

    上限日数90日;セルシン、ネルボン(ベンザリン)、フェノバルビタール、抗てんかん薬

Ⅵ:CTスキャンとMRI(A)

    X線の物質透過率の差を利用し、コンピュータで輪切りの画像を描出するのがCTスキャンで、妊娠10カ月までは撮影いたしません。脳梗塞は通常は発症6−7時間後に描出できます。MRI(A)は一定方向の均質な磁石の中での水素原子の中のプロトンを画像化するもので、無害です。当院の検査法では脳梗塞は発症30分から描出できます。

“あたま”の検査はMRI(A)が主流です。

 

   以上、ご案内とお願いを申し上げます。日下医院 日下忠文

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